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図書室
●詩を配架しています。
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〈最近の作品〉
『古り行く断片は虚空に消える』
●何時か? 何処か? 何か?
白い断片の降る世界。少女は歩いて海に向かった。前後の要素とは関係なく、それだけで独立して存在させられる要素。降っている最中の雪も然り。
『珈琲』
●飲めば流れる。何もかも。
薄暗い喫茶店の中。紅茶と奴が相対している。珈琲の出る幕はない。すでにタイトルに出ているのだから。
『ぐれい、すけいる。』(毎週更新)
●時間は過ぎる。色を載せて。
近況報告代わりの日記帳です。描いてあるのは、この世界とは別の世界の、いつかの記録。とある二人の人生の欠片。1部1000文字程度、全50部を予定。毎週土曜日に更新します。
〈前の作品(古い順)〉
『Think about Your Heartbeat』
●時を刻む木造の置時計。長針は僕、短針は彼女。
13年振りに再開した僕と彼女は、過去の約束を果たすべく、一つ屋根の下でともに生活するようになる。穏やかで幸福な日々。小鳥の囀りと月の光。様々な事象が絡み合い、混ざり合い、溶け合って、二人は未来を創造していく。しかし、それは構成された世界のごく一部にすぎなかった。
『舞台装置は闇の中』
●闇。
夜。少年と少女は出会い、言葉を交わして、再び別れていく。意味も意義も意図も持たない彼らの言動には、いったいどのような価値あるのだろう? 意味や価値を創造するのが人間なら、無意味や無価値を創造するのもまた人間。そんな物語を作るために、彼らは存在するのかもしれない(しかし、それもまた目的という人間の創造物であることを忘れてはならない)。
『超文読解』
●受験生必見! これさえ解けば現代文は攻略できる!
高校生向けの現代文のオリジナル問題です。これが解ければ東大合格も夢ではないでしょう。解答は用意していません。各自で自己採点するなりして下さい(冗談であることを理解して頂くようにお願いします)。
『独り法師ロジック』
●僕が書けば独り言。あなたが読めば二人言。三人寄れば文殊の知恵。
論理的に見えるけれど、本当は全然論理的ではない、あくまで論理「的」な独り言です。
思いついたことを毎日書き連ねていくだけ。単なるお喋りも、生きていくうえでは必要かもしれません。
『篝火導師』
●怪。
冬。ある日の夜のこと、少女は一匹の黒猫を拾った。彼に導かれて、山に住む物の怪の少女と出会った彼女は、彼らとの関係を通して生と死について考える。すべては仕組まれている。それでも、予め定められたシナリオに沿って行動し、様々に思考するのがつまらないとは限らない。捉え方は人それぞれ。解釈の仕方も千差万別。決められた道程を経た先に彼女が見るものとは何か?(もちろん、何も見えない可能性もある)。
『The Signature of Our Dictator』
●言葉に弄ばれる僕たち。
仕事を依頼され、列車に乗って地方のとある施設にやって来た二人。そこでは多種多様な文書の解析・翻訳作業が行われていた。与えられた作業を着々と進めていく二人だったが、ある日送られてきたメッセージをきっかけに事態は動き出す。二人がここにやって来たのは偶然か? それとも必然か? 裏で糸を引く存在を感じながらも、予定されたシナリオに則って二人は前に進んでいくしかない……。
『モノクロームの特異点』
●対。
朝。いつも通り電車に乗って登校していると、見知らぬ少女が乗り込んできた。素性を聞くと、同じ学校に転校してきたらしい。夜の学校で対面したことをきっかけに、二人はより一層関係を深めていく。そんな中起きた事件も、二人にとっては日常の一部でしかなかった。しかし、それを日常ではないと感じたとき、世界は動き出す(その前に、世界とはどこまでを指す言葉か、明確に定義しておく必要がある)。
『Next to Her Last Message』
●遺書を書くのは他人のため。
森を抜けた先に、その邸宅はあった。草原が広がる雄大な空間に、ぽつんと建つ一軒の邸宅で、二人は女性から遺書の執筆作業を頼まれる。話によると、彼女は危篤の状態らしい。二人の子どもたちとともに一週間を過ごす中で、事態の食い違いに気がついた二人は、真の事実を知るべく観点を修正する。遺書とは何か? 誰のために書くのか? 答えはそれぞれ異なるもので良いが、そもそもの問題として、遺書を書く必要があるのかを考える必要がある。
『燃え盛るヒ』
●儚。
海。砂浜と松林をずっと辿った先には、人工島の上に建てられた小さな遊園地があった。遊園地の管理人を称する一人の少女と出会った彼女は、夜の間に行う作業を依頼され、それを承諾する。少女には与えられた使命があり、それを自らの寿命が尽きる前に全うしなくてはならないらしい。制限時間が迫る中で、二人は互いのことを親しく思うようになるが、時間の流れを止めることはできない。残された時間をどのように使うのか、二人は試される(しかしながら、寿命が尽きたとしても、個人の意識が消失するかどうかは誰にも分からない)。
『The Color of The Fruit Is Red of Blood』
●解釈は人それぞれ。たとえそれが幻想でも。
仕事の依頼を受けて、山の頂きに建つ美術館にやって来た二人。美術品の説明を翻訳する作業をする内に、彼らはある一枚の絵画を見つける。そこに描かれていた奇妙な果物と、少女が見つけたもう一つのそれ。絵画の作者は何を伝えたかったのか、彼らはそれぞれ考察を述べることになるが……。
『Count Stop』
●やりすぎは良くない
戦闘が始まった。こちらが先手だ。
>どうする?
〈攻撃〉 魔法 防御 逃げる
>魔王に9999のダメージ!
>勇者たちは勝利した!
>9999Expを手に入れた!
>9999ゴールドを手に入れた!
『小説』
●小説? どうしてそんな無意味なものを読みたいの?
物語は登場人物の意思とは関係なく進行し、登場人物は物語の趣旨とは関係なく行動する。存在するのは筆者がキーボードを叩いたという事実だけ。あとは何も存在しない。
『再開の浜辺』
●少年は空から降ってきた少女と出会った。
太陽の光が失われた地球。
変わらない日常に絶望していた少年は、空から降ってきた一人の少女と出会う。戦いの中にある彼女に力を貸してほしいと頼まれるが、彼にはとある能力が欠けていた。
『皿かナイフか』
●有。
深夜の喫茶店で、少女は一人の少年と出会った。そして事件は起こる。皿の粉砕。音を奏でるピアノは、どのようにして使われるのが適切か? 自分が存在することを証明するためには、どうしたって他者の存在が必要になる(自分が他者になることができれば、この手続きは必要ない)。
『Dream Per Second』
●意識は現実と夢に対して相互に機能するインターフェース?
古文書の解析をすることになった二人。しかし、作業は思わぬ怪異に見舞われることになる。近所のスーパーマーケット。三角形の大地。山の上の時計台。彼らはどこにいて、どこに向かうおうとしているのか?
『宵闇トークルーム』
●会話文だけ。舞茸。
「 」……シロップ/少女
〈 〉……デスク/コンピューター
会話文の研究。
いつまで続くか分かりませんが、とりあえず毎週土曜日に開室。
『舞台装置は闇の中』
●いつまで、どこまで続くか分からない物語。
暗闇月夜は高校生になった。ここから彼女の物語は始まる。
行く先は不明。ただし、時間は常に人間の隣にあるが故に、進行を妨げることはできない。
毎日1000文字ずつ更新します。いつまで続くか分かりません。
終わりが不明瞭であるため、どこから入ってもらっても構いません。
『天地展開』
●白い箱。あなたのすぐ傍にある。
どうしてあらすじが必要なのか、疑問です。何も予備知識がない状態で作品を鑑賞した方が、遙かに面白いと思われます。人生もたぶんそうです。予定調和でいくと、安心、安全かもしれませんが、その分面白さは半減します。
『ムジーク』
●音がすべて。
手直しをして、手直しをして、手直しをすると、とんでもない文になることがあるようです。メールを打つ感じで文章を書くと、至って自然な文章になるように思えます。取扱説明書みたいな文章でも、小説を作ることは可能でしょうか。
『月光散解』
●Let' s talk without words.
紹介文の紹介文を書くことができないように、物語の物語を書くことはできないのです。物語の物語を書いてしまったら、その全体が物語になってしまうからです。
『テントウ』
●例)物語を愛するすべての人たちへ
表紙も背表紙も白紙、筆者に関する情報もなし、あらすじももちろん書いていない、という小説が並んでいる書店をやってみたいなと思います。
『「 」』
●音読小説
子どもの頃は、学校で音読をする機会がありましたが、大人になるとまったくといって良いほどなくなります。けれど、音読をすると、少しだけ元気になるような気がします。そういうわけで、音読推奨の小説です。
『反転と回転の倫理』
●異世界転生?
何がどう反転したのか、回転したのか、筆者にも分かりません。倫理というのが何を差しているのかも、よく分かりません。分からないものは面白いのだと、先生が言っていたような気がします。
『恋愛小説』
●劇的な恋がありますか?
タイトルがタイトルなので、これ以上説明することはありません。というのは、すでに説明になっているのかもしれません。
『Token』
●歌を聴きながら歌詞をメモするのは、阿呆である。
「 」……少女 〈 〉……コンピューター
「talk」の受動分詞は「talked」です。知らない言葉をタイトルに使うのは、あまり良くないかもしれませんが、言葉とは音であると考えれば、知らない音など存在しません。
『無題のテキスト』
●反転
実験のつもりです。したがって、結果は分かりません。文字を読むのが苦手だから、本は嫌いだという人もいますが、本は、その形だけでも面白いし、持っているだけでもわくわくするし、印字された文字の羅列を眺めているだけでも面白いと思います。
『蜜柑製の死』
●つまり、生。
毎日500文字ずつ更新する詞です。その日の自分の状態が現れるだろうと予想します。上手くいく日もあれば、そうでない日もあるでしょう。どこから読んでも関係ありません。いつから知り合いになっても関係がないのと同じように。いつまで続くか未定です。続くまで続きます。
『クロック・フロッグ』
●ただただキーボードを叩く≦楽器?
AとBは不思議な世界に迷い込んだ。キーワードは、古書店、炒飯、船長、分離タイプ、そして、乖離タイプ。意味はないのに意味があると思い込み、意味があるのに意味はないと解釈する。ということの意味は何か?
『仕事のごとし私事のshe』
●誰? 私
私は彼と出会った。出会うことで世界は終わる。痛烈な出会い。運命の出会いとは、本来的にそういうものだろう。
『No.3 トルトリノス』
●始まりはどこ?
果実の収穫が始まった。収穫した果実を変換器に入れることで、この仮想空間は維持されるらしい。やがて、僕は思い出す。お姉ちゃんと話したこと。彼女はどこにいるのだろう?
『舞踏の偽』
●動きを以て
学校からの帰り道。空は陰り、空気は冷える。互いを理解することなどできるはずもなく、それでも知りたいと思う。言葉ではなく、所作を通して。
『パラダイム・シフト』
●意味は形とともに
状況が変わることで、反応が起こる。しかし、反応が起こることで、状況が変わる。そして、状況が変わることで、反応が起こる。
『No.2 トブトリノス』
●飛ぶためにある空
買い物の帰り道。空に走る輝線。浮遊する球体。白と黒の空間。そして、一面に広がる人工の畑。すべては、落ち着いたコーヒーブレイクを送るために。
『体数変換』
●静。
本質は記号にある、と考えることも可能。しかし、そう、考える、時点で、記号とは異なるものがあることも自明。
『再終章』
●真理は上から下へ?
空が見える屋上。その人は柵に掴まり、しゃがみ込んでいた。雑談の末、翼すら生えていないのに、空へ飛び立とうとする。翼がないからこそ飛び立つべきだから?
『付く枝と見つ』
●Maishuu Koushin
コンピューターのデスクと、お嬢様のシロップは、活動を始めた。行き着く先も分からないまま、彼らは活動し続ける。毎週更新される日記帳。
『詩境』
●読み方?
落ち葉の絨毯の上、彼女は目覚めた。なぜ目覚めたのか、という問いは、つまらない。彼女は目覚めた、という述べは、面白い。
『地ガ足ニ付キ』
●現実はそれほど真面目でない
アルバイトの彼がコンビニの外に出ると、トラックがすぐ傍に迫っていた。死してなお別の世界へと転成する彼。幸せな人生のはじまりはじまり?
『No.5 トウトリノス』
●別れると、出会い
仮想空間も、物語も、形式的にはすべて終わった。しかし、始まりが明確でない以上、終わりもまた明確でない。円周上にいるとき、向かい側は常に見える。
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